茨城大学五浦美術文化研究所(北茨城市)で11月7日(木)から、天心遺跡を会場に「観月会2024 松田 路子 展『はるかに広がる青を見る』」を開催しています。会期は12月22日(日)まで。月曜休館、入場料400円(中学生以下無料)。
松田氏の作品
美術思想家?岡倉天心は、1905年に現在の北茨城市五浦に六角堂を構え、その後日本美術院を移すなど、五浦の地を拠点に日本美術の振興や国際的な活動を展開。また、各界の名士を招待した「仲秋観月会」を開催していました。このことを偲び、茨城大学五浦美術文化研究所では、長年にわたって「観月会」の名を冠した展覧会などの多彩な催しを開いています。
今年度の「観月会2024」では、「はるかに広がる青を見る」と題し、茨城県窯業指導所(現?笠間陶芸大学校)で学んだ笠間市在住の現代陶芸作家?松田路子氏の作品の展示を行います。
松田氏は、自然豊かな地で生み出される優しい印象の作品を多く制作しています。今回の展示では、松田氏が五浦で感じたことを落とし込んだ作品が、六角堂及び旧天心邸内に並びます。
11月9日(土)には、茨城県天心記念五浦美術館にて、松田氏による親子参加型の陶芸ワークショップ「自転車ロクロでねこを作ろう」を行います。こちらは、同展示会期中に同美術館にて開催の企画展「猫を愛でたい」の関連事業です。