プロジェクト等研究専念制度を制定
―大型プロジェクト獲得教員の教育?校務等を免除

 茨城大学は本年度、大型の研究プロジェクトや科学研究費助成事業等による研究外部資金を獲得した教員に対し、一定期間、教育や校務などの業務を全て(または一部)免除し、当該プロジェクトに専念させる「茨城大学プロジェクト等研究専念制度」を制定しました。

学長らに向け研究内容を説明する西澤智康教授 学長らに向け研究内容を説明する西澤智康教授

本制度の対象となる大型研究プロジェクト等は、
①科学研究費助成事業のうち、特別推進研究、学術変革領域研究(A)、基盤研究(S)、国際先導研究
②戦略的創造研究推進事業のうち、CRESTERATOALCA-NextCRONOS
③戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
④その他研究費の直接経費が1事業年度あたり、50,000,000(複数プロジェクトの合算を含む)以上の研究プロジェクト
⑤その他学長が特に必要と認めた場合。
申請資格を持つのは常勤の教員で、当該プロジェクト等の研究代表者または研究代表者に準ずる者。制度の適用期間は原則として連続する3か月以上2年以下。制度利用を希望する教員は所属学野長へ申請書を提出。学長が適用の可否を決定します。

 同制度は、202541日から5人に適用されます。
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